今回は横浜駅より徒歩5分ほどの会場で講習会を開きました。
第一回目は”無料”の講習会とし、カメラについて雑誌の編集の立場からどのように撮影を行っているかなどを、理美容出版編集長の中村さんに講義いただきました。
まずは雑誌編集の観点から
最近はスマートフォンの性能も上がり、一眼レフでなくてもきれいな写真が撮れるようになってきました。
賛否両論あるかもしれないが実際、雑誌の編集で考えるとスマートフォンで撮影しても、デジカメで撮影しても目的に合った画像なら何で撮影してもかまわないと思っています。
しかし、目的がポートレートやメモリアルフォトの場合は、渡す相手やあげる相手など、写真を受け取る相手が喜んでくれる(うれしい)写真を撮影することが大切だと思います。
僕が雑誌の取材でサロンを訪れるときは、時間をかけて撮影できるときもあれば、鞄からカメラを取り出して5分ほどで撮影しなくてはならないときもあり、環境や設備に頼れず経験と勘で使える画像を撮影しなくてはいけませんが、皆さんがサロンで撮影を行う場合は、サロンの一角に撮影できるスペースを設け、カメラの設定を合わせてあげれば後はモデルさんの一番良い写真を引き出してあげるだけです。
撮影の時に気をつけていること
カメラを構えて「はい!笑って〜!とりまーす」では、だれでも堅い写真になってしまうので、ポートレートの場合は顔を中心に明るく撮影することと、モデルになる方の自然な笑顔を撮るために顔の特徴を見極めながら「どちらから撮影されたいか?」など声をかけ、何気ない会話を挟みながら自然な笑顔を撮影している。
会話をしながらもシャッターを切り何気ない一枚が気に入ってもらえることも少なくないです。
メモリアルフォトを始めたい!
受講者の方が、「自分の年齢に近いお客様も多く、ご来店の際に撮影して差しあげてメモリアルフォトとしてお渡しできるサービスができたら良いと思っている」と今後の希望を出してくれました。
しかし、まだカメラの操作や機材についても全然わからないです。
そこで、今回は一眼レフに触っていただき今後の方向性も話し合いました。
今後少しずつカメラのことを勉強していき、最終的にはサロンにご来店されるお客様やお孫さんの写真を撮りたいとおっしゃっていました。
撮影品評会
せっかくなので、撮影品評会をしました。
メンバーのお一人をモデルにお願いし、各自条件内で撮影しました
- 5ショット以内
- 編集禁止
撮影した画像を順番に表示し、撮影のテーマーを説明します。それをみんなで「こうした方がいい」と品評し、もう一度撮影すると、あら不思議!同じモデルさんなのにまた違った写真が撮れたりします。
やはり気をつけた方が良いことや撮影時に気にしている事など、普段自分では気づけない事を聞けての撮影はとても勉強になります
ちょっと裏話も
講師の中村さんも理容室・美容室を経営していく上でカメラはとても相性が良いと言っていました。スタイリストはお客様をきれいにして喜んでもらえる仕事なので、その人の一番きれいな部分を位置も考えている職業+カメラは最強の組み合わせとか・・・
また、コンテストや着付けなどにふれ、勉強する機会の多い職種なので、モデルさんのポージングもプロならではのバランスがあるそうです。
また、水曜会会長の小池さんからはサロンを経営していて、最近は七五三も成人式も大分減ってきているサロンは多いと思いますが、撮影のメニューを加えることでいろいろな取り組みができることを詳しく教えてくださいました。
なかなかメーカーのしがらみがあると話せないことも多いですが、少数で行えるリビカルならではの裏話でした。
お疲れ様でした
今後のリビカルについて
理容と美容の垣根を越えて、これからのサロン経営に役立つ事を学びたい!
リビカルはこれからもそういった講習会をしていきたいと思います。
カメラなら、使い方がわからない方からある程度撮れる方までが、その方のレベルに合わせた学びと楽しみを体験できる講習会をしていきます。
今後のリビカルに、どうぞご期待ください(^-^)/